鳥取市河原町にて、墓地まわりの土留め工事。土木工事もお任せください!
鳥取県一円にて、お墓や石材のお仕事をさせていただいております、前田石材 代表の前田です。鳥取市河原町にて、墓地まわりの土留め工事をさせていただきましたので、ご紹介いたします。
鳥取市河原町 土留め工事
昨年お墓のリフォームをご依頼いただいたお客様から、ほかの部分についても工事をしてほしいとご連絡いただきました。前回の工事でも、お墓周りの土留め工事をあわせてご依頼いただいたお客様です。
作業が始まっています。この場所の奥に見えるのが前回の工事場所で、今回はその道沿いの法面の護岸工事になります。落ち葉や土砂が側溝に流れ込んでしまうため毎年お掃除がとても大変なのだそうで、もっと管理しやすくできないかとずっと悩まれていたそうです。管理面以外にも、土の状態の法面が崩れる可能性があることも心配されていました。
以前の工事と同様にブロックで土留めを作成するため、まずはユンボで土や草などを取り除いていきます。取り除く際は上から土などが落ちてくることがないように、慎重に作業します。当社は、私が土木施工管理技士2級の資格を持っており、こうした土木工事も得意としていますのでたびたびご相談いただきます。
ブロックを施工する場所の土を取り除いて、下は基礎コンクリート打つため掘削して掘り下げました。
掘り下げた場所に砕石を入れて転圧をかけ、地盤をしっかり固めたら、ブロックの下の基礎コンクリートを打つ準備をします。木枠の手前側の部分です。
基礎を打設したところです。しばらく養生したら完成です。中にはワイヤーメッシュも入れています。この部分に一番荷重がかかりますので、十分な厚みを持たせ、しっかりした丈夫な基礎を打ちます。
基礎が完成したら、その上に一段目の間知(けんち)ブロックを設置しました。側溝の陰になる「根入れ」という部分になります。ブロックが手前に滑り出ないように、少し手前に設置します。このあと「裏込め」といって、ブロックとブロックの間にコンクリートを流し込んで固めます。
2段目、3段目を積みました。同じように裏込めをしてコンクリートでしっかり固めます。分厚いコンクリートの壁ができていく要領です。
最後の5段目まで積みました。高さは1m40cmくらいの高さになりました。裏込めのコンクリートを打って、表面をきれいにならします。このあとは、その上の土の部分をきれいに整えていきます。
完成です。間知ブロックの土留め部分と、その上のスロープとの間の土のままの部分は、危険が及ばないところまで
すりつけ区間としてきれいに舗装しました。上のスロープから雨水が伝わって流れてきたとき、ここが土のままでは浸食されてしまいます。そのため、この部分はコンクリートで仕上げています。工事で出てきた自然石をうまく利用して、見た目もきれいに仕上げました。
すりつけ:段差を解消するため、ゆるやかに変化させなじませた部分。
間知ブロックの数か所に、3㎡に1ヵ所、基準の通りに排水パイプを設けました。背面の土に溜まった水を排出するためです。側溝と一段目の間はコンクリートでしっかり固めます。間知ブロックは、川の護岸工事で使われるものです。今回の工法も護岸工事の要領で行いました。
反対側も端まできれいにコンクリート等で仕上げ、工事完了です。
お客様からは、「遠距離にもかかわらず迅速丁寧に対応して頂き ありがとうございました」とおっしゃっていただけました。このたびは、当社に工事をご依頼いただきましてありがとうございました。昨年の工事に引き続き、当社の技術を高く評価してくださってご依頼いただきましたこと、大変ありがたく感謝しております。今後の励みになりました。これからも安心してお墓を守っていっていただければと思います。当社で何かお手伝いできることがございましたら、またいつでもご連絡ください。