東伯郡三朝町のお寺様墓地にて、コンクリート通路の修繕工事。大きな機械の入れない場所での頑丈な通路の解体、大量のコンクリート施工
鳥取県一円にて、お墓や石材のお仕事をさせていただいております、前田石材 代表の前田です。東伯郡三朝町のお寺様墓地にて、コンクリート通路の修繕工事をさせていただきましたので、ご紹介いたします!
【東伯郡三朝町 寺院墓地 コンクリート通路修繕工事】
いつもお世話になっているお寺様にて、コンクリート通路の修繕工事をさせていただきました。墓地内にある3本のコンクリートの通路が古くなり、お困りとのことでした。
こちらが施工前の通路です。ひび割れがひどく、苔もたくさん見られます。この辺りは山側でそれほど日当たりも良くないため、白いコンクリートの表面が苔や汚れで黒くなっていました。これまでにも何度も補修をされていて、上からモルタルを塗ったりされていましたが、この通路を含めて3本の通路すべてを、この機にきれいに取り払って新しくコンクリートを打ち直して修繕することになりました。
まずは、古いコンクリートをはつって解体していきました。作業を始めてみてびっくりしたのですが、とても分厚いコンクリートが施工されていました。しっかり工事がされていた証拠ですが、解体にはなかなか苦労しました^^; ここは運搬車など大きな機械が入れない場所でしたので、手作業で解体を進めることになり、3人がかりで解体を進めましたが、すべて終えるのに当初考えていた倍くらいの時間がかかりました。解体したコンクリート塊はすべて搬出して処分しました。
砕石を敷いて、表面をならして地固めしています。これまでは、通路内のコンクリートの厚みにばらつきがありましたので、新しい通路は厚みが一定になるように注意しました。奥にある段差部分のブロックも新しく据えました。
ここからは、使用可能な機械も投入です。こうした大きな機械の入れない場所でのコンクリート施工は、普段のお墓工事であればそれほど面積も広くないのでコンクリートの量もそれほどではなく、手作業でバケツで移したりすることもあります。ですが今回は全体でかなりの面積がある通路で、同じ施工を3か所行いますので、かなりの量のコンクリートが必要になりますし、奥にある階段部分の施工だけでもかなりの時間や労力がかかってしまいます。効率良くコンクリートが行き届き、スムーズに施工が進むよう、使用できる機械は投入して工事を進めました。
当初の予想以上の時間を経て、ようやくコンクリート施工が完了です! このあとしばらく養生してコンクリートが固まったら完成となります。
表面は、横方向に細かい筋のある刷毛引き仕上げにしています。少しでも滑りにくく安全にお参りいただけるように配慮しました。コンクリートは、通路全体で平均で10cmの厚みを持たせています。お参りの方が通るだけでなく工事業者も入ることがありますから、十分な強度を持たせました。これで、皆様に安全で気持ちよくお参りいただけるようになりました。
今回は、大きな機械が入ることができないこともあり、とにかく大変な現場でした。かなり頑丈な古い通路の解体作業も思った以上の日数がかかりましたし、コンクリート車も入ることができないので、現地で大量のコンクリートを撹拌・施工する必要もありました。結果的に現場も工場も私自身も、全員総出での工事になりましたので、とても大変ではありましたが、これだけの大仕事を無事やり遂げた達成感も大きかったです! 皆の絆も深まり、思い出にも残るお仕事になりました^^
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